フットケア
23/07/11 14:15
【目次】
・フットケアとは
・フットケアの方法
1.フットケアとは
糖尿病になると、様々な箇所の血管が詰まりやすくなるため、足の先まで十分に血液が流れにくくなります。血液の流れが悪くなると、酸素や栄養分などが不足し、微生物に対する抵抗力が弱まることにより、小さな傷や水虫でも悪化しやすくなります。
また、糖尿病の三大合併症の一つである神経障害により、足の感覚が鈍くなり、傷などの痛みを感じにくくなることや、網膜症により視力が低下して足の傷が見えにくくなることも、足の病気(足病変)を起こしやすい原因と言われています。
この足病変を放置してしまうと、最悪の場合足を切断しなければならなくなる場合もあります。大切な足を守るためには、血糖コントロールと、足のお手入れ(フットケア)を行うことがカギになります。
2.フットケアの方法
①毎日足を観察する
入浴時や爪を切るときなどに、定期的に傷や水虫、タコなどがないか、皮膚が変色していないか、足の 変形がないかなど、念入りにチェックしましょう。特に、長時間歩いた後や、運動後などは靴ずれなどがないか、しっかりと確認してください。
②足を清潔に保つ
感染を防ぐためには、足を清潔に保つことが特に重要です。足の裏や指の間も、優しく丁寧に洗いましょう。洗った後はタオルなどで水分をよくふき取り、皮膚が乾燥しやすい人は、クリームなどで保湿しましょう。
③爪は正しく切る
伸びた爪はけがの元です。深爪に注意しながら、皮膚を傷つけないように切りましょう。
④靴下を履く
けがを避けるため、極力素足を避けて、靴下を履くようにしましょう。靴下は、水虫予防にもなります。
⑤やけどやケガに注意する
神経障害がある場合、こたつやストーブの熱さに気づかずに、「低温やけど」を起こしてしまう場合があります。やけどの元になる暖房器具の使用は避け、入浴時の温度にも気を配りましょう。
⑥自分に合った靴を履く
合わない靴を無理に履くと、靴ずれを起こす場合があります。ヒールやサンダルは避け、履きなれたスニーカーなどを選ぶようにしましょう。
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