睡眠時無呼吸症候群
24/05/13 17:33
【目次】
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群と生活習慣
睡眠時無呼吸症候群の予防
睡眠時無呼吸症候群とは
睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは、睡眠中に無呼吸状態が繰り返される病気です。
呼吸が止まると血液中の酸素濃度が低下するため、目が覚め呼吸が再開します。しかし、眠ると呼吸が止まりまた目覚めるを繰り返すため、眠りが浅くなり日中に強い眠気を感じるなどの症状が起こります。
また、血液中の酸素濃度が低下すると、これを補うために心臓が活発に働き、高血圧を引き起こしたり、動脈硬化に起因する心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなったりします。
睡眠時無呼吸症候群の原因
睡眠時無呼吸症候群は、空気の通り道が狭くなることによって生じる「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」と、脳からの呼吸の指令が途絶える事によっておこる「中枢性睡眠時無呼吸症候群」の2つに分類されますが、閉塞型が大部分を占めます。
「閉塞性睡眠時無呼吸症候群」の原因のひとつは肥満です。肥満によりのどに脂肪が蓄積すると、のどの緊張がゆるむ睡眠時に空気の通りが悪くなり、呼吸が止まる原因になります。肥満でない人でも、顎が小さい人や睡眠剤を服用している人、飲酒後などは無呼吸になりやすいといわれています。
睡眠時無呼吸症候群と生活習慣
睡眠時無呼吸症候群の症状があり肥満体型の人は、生活習慣を見直すことが重要とされています。現在睡眠時無呼吸症候群の症状がない人でも、標準体重を保つことは睡眠時無呼吸症候群の予防につながります。
睡眠時無呼吸症候群の原因は肥満以外にも考えられるため、かかりつけ医の指示に従って治療を行いましょう。
睡眠時無呼吸症候群の予防
①自身にあった、適正エネルギー量を摂る
適正エネルギー量は現在の体型(BMI)や年齢、活動量によって異なります。まずは自身の適正エネルギー量を知ることが、減量の第一歩です。
適正エネルギー量=標準体重(※1)×身体活動量の係数(kcal)(※2)
※1:標準体重は身長から計算することが出来ます。
標準体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
※2身体活動量の目安
軽労作 | デスクワークが中心の人や主婦など | 25~30kcal |
普通の労作 | 立ち仕事が多い職業 | 30~35kcal |
重労作 | 力仕事が多い職業 | 35kcal~ |
②過剰な塩分摂取を避ける
睡眠時無呼吸症候群と合併して起こりやすいのが「高血圧」です。過度な塩分摂取は高血圧の原因となるため、「うどんやそば、ラーメンのスープは残す」「しょうゆやドレッシングはつけすぎない、減塩のものを選ぶ」など、簡単なことから心がけましょう。
③ストレスをためすぎない
緊張や疲労が原因でストレスがかかると、普段の血圧は正常の人でも急激に正常値を超えてしまう場合があります。普段からストレスをため込まないようにし、適度にリフレッシュしましょう。
④適度に運動をする
定期的に運動を行うと、交感神経の緊張が緩和されて血圧が下がるといわれています。一回60分程度の有酸素運動(ウォーキングやスイミングなど)を週3回以上、続けて行うことが重要とされています。
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