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家族介護のケアと負担軽減

23/07/11 14:18

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【目次】

・介護による負担

・レスパイトケア

 

1.介護による負担

家族の介護をする中で避けても通れないのが「介護疲れ」です。介護疲れは、介護離職や介護うつなどを引き起こす要因にもなるため、大きな社会問題となっています。介護は突然始まる場合も多く、本人や介護者である家族は、普段の生活からの変化を強いられるなど、両社に大きな負担がかかることもしばしばあります。

 

〇精神的な負担

介護が始まると、人間関係や生活リズムなど、様々な面で変化が生じます。ケアマネージャーやヘルパーなど、介護の専門職との人間関係や、もともと親子や夫婦といった関係だった人同士が、「介護者・要介護者」の関係になることによる立場の変化なども、精神的負担の原因となります。また、慣れない介護によるストレスや、介護のつらさから来るストレスをため込んでしまうと、「介護うつ」になる場合もあります。

 

〇身体的な負担

介護は多くの場合、「車いすへの移動介助」「衣服の着替え介助」「排泄や入浴の介助」など、多方面で身体的介助が必要になります。自分より体格のよい人を介助する場合もあり、腰やひざなどを痛めてしまうこともあります。

 

〇認知症介護での負担

認知症を発症すると、「何度も同じ話をする」「失禁や排便障害」「暴言や暴行」など、様々な症状が現れます。意思疎通がうまくいかないと、介護者の精神的負担も大きくなります。

 

〇経済的な負担

介護が始まると、これまで通りに仕事に行くことが難しくなることに加え、紙おむつやパッドなど介護用品代や、デイサービスなど介護サービスの費用もかさみ、経済的に負担となる場合があります。自治体によっては、介護用品の助成がある場合もあるので、市町村のホームページを確認してみましょう。

 

 

2.レスパイトケア

レスパイトケアとは、ショートステイや病院、デイサービスなどを利用し、一時的に要介護者を預かってもらうことで、長期間続く介護の負担を和らげる支援のことです。家族の介護には、介護者の健康が必要不可欠です。定期的に休息や息抜きを行うことで、在宅での介護を継続することが出来ます。

また、介護施設を利用することで、介護スタッフとのつながりもでき、日常の不安を解消できたり、同じ悩みを持つ介護者と意見を共有できたりします。

 

一方で、要介護者に対しては、環境の変化による混乱に注意が必要です。特に認知症のある方は、環境が急に変わることによって、せん妄や妄想などの精神症状を引き起こす場合があります。要介護者の様子をよく観察し、その人に合わせたケアを取り入れるようにしましょう。

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