腎臓病の合併症
23/07/05 10:25
慢性腎臓病が進むと、腎機能の低下に伴い様々な合併症が出現します。軽度であっても、心筋梗塞や脳卒中など、命に係わる病気を発症する場合があるため、注意が必要です。
①高血圧
腎臓の機能が衰えると、水分や塩分をうまく排泄できないために、体内の水分が過剰になり、高血圧になります。
②心不全
体内の水分量が増えると、心臓に負担がかかり心不全を起こしやすくなります。動悸や息切れ、手足のむくみ、息苦しさを感じたら要注意です。
③多尿・頻尿
腎臓の機能が低下すると、尿の濃縮力が低下し多尿になります。夜間頻繁にトイレに起きたり、回数が増えて尿が透明になったりします。
④高窒素血症
糸球体のろ過機能が低下することで、血液中の尿素窒素(BUN)、クレアチニン(Cr)、尿酸などが増加します。食欲不振や悪心などの消化器症状が頻繁にみられます。
⑤貧血
腎臓の機能が低下すると、赤血球を作るはたらきを促進するホルモン「エリスロポエチン」が低下し、赤血球を作る能力が低下することで貧血になります。疲れやすい、動悸・息切れ、めまいなどの症状が現れ、心臓にも負担がかかります。
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