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食事介助のポイント

23/07/11 14:18

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【目次】

・食事の姿勢

・食事介助者の位置

・食事介助のポイント

 

 

1.食事の姿勢

正しい姿勢で食事をしないと、誤嚥の危険性が高まります。喫食者に合わせた正しい姿勢を保ちましょう。

 

①椅子・車いすで食事をする場合

・椅子に深く腰掛ける

・足の裏が床にしっかりとついているか確認する(ついていない場合は適切な高さの台を置く)

・股関節・膝関節がそれぞれ90度になっているか確認する

・机とおなかの間をこぶし一個分空ける

・やや前かがみ気味になるように、必要に応じて背もたれにクッションを入れる

・顎を引く

 

②ベッドで食事をする場合

・背もたれを45~80度にギャッジアップする

・軽く膝を曲げる

・ベッドの折れ目に腰を合わせる

・顎を引きやすいように、後頭部のあたりにクッションを挟む

 

 

2.食事介助者の位置

利用者と同じ目線になるように、となりか斜め前あたりに座りましょう。立ったまま食事介助を行うと、相手に威圧感を与えるだけでなく、喫食者の顎が上がりやすく、誤嚥の原因となってしまいます。喫食者と同じ目の高さになることで、のどの動きや表情を確認しやすくなります。

 

 

 

3.食事介助のポイント

①食事前に水分補給をする

口の中が潤っていると、スムーズに嚥下をすることが出来ます。

 

②水分の多いものから口に運ぶ

水分の多い食べ物は、胃酸の分泌を活性化させるだけでなく、ウォーミングアップにもなります。

 

③主食・主菜・副食・水分と交互に摂取してもらう

料理の温度に注意しながら、主食・主菜・副食・水分を交互に、バランスよく食べてもらいましょう。また、食べたい順番は人それぞれなので、声掛けや確認をしながら口に運びましょう。

 

④一口の量はティースプーン1杯

一度にたくさんの食べ物を口の中に入れないよう注意しましょう。一回の量はティースプーンに軽く一杯分くらいが適切です。スプーンは下から差し出すようにし、唇を閉じたことを確認してやや斜め上に引き抜きます。

 

⑤せかさず、ゆっくり食べてもらう

喫食者がしっかり飲み込んだことを確認して次の一口を運びます。せかしてしまうと、誤嚥の原因になるだけでなく、食事が億劫になってしまう可能性があります。「ゆっくり食べましょうね」などと声掛けをすると、安心して食事をすることが出来ます。

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