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食事前の準備

23/07/11 14:13

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【目次】

・食事前の準備

・食事中の声掛け

 

1.食事前の準備

食事に集中できるように事前準備を行うことで、楽しんで食事をすることが出来ます。

 

①食事に集中できる環境を整える

テレビがついていたり、人が行きかう場所では、食事以外のことに気が散ってしまい、食事に集中できない場合があります。また、静かすぎる場所では緊張してしまう可能性があるため、落ち着く音楽をかけるなどして、リラックスできる環境を整えることが大切です。

 

②排泄を済ませる

途中でトイレに行きたくなり食事を中断する、といったことがないように、事前に排泄を済ませておくことが大切です。また、食事をする部屋に排泄物のにおいがあると、食事が進まないため、ポータブルトイレなどの処理も済ませておくことが重要です。

 

③口の中を清潔にする

食事前に歯磨きやうがいなどによって口の中をきれいにしておきましょう。

口の中が汚れていると、万が一誤嚥をしてしまったときに細菌が気管に入り込み、誤嚥性肺炎を発症する危険性が高まります。また、舌苔なども取り除いておくことで、味を感じやすくなるだけでなく、唾液の分泌が活性化し、食べ物を飲み込みやすくなります。

 

④手を清潔にする

風邪や感染症予防のため、食事前は必ず手を洗いましょう。手を洗うのが難しい場合は洗ったタオルやウエットティッシュなどで手をきれいに拭いてから食事をスタートしましょう。

 

 

2.食事中の声掛け

「今から食事をする」という意識にするために声掛けを行うことはとても大切です。「今日はおでんですよ!」「大根に出汁が良く染みています」など、献立や料理についての説明をすることで、食欲が湧き、意欲的に食事に取り掛かることが出来ます。また、「おいしいですね」「おなかはすきましたか?」などと状況を確認する声掛けを行うことで、まだ食べられるか、どんなものなら食べられるかなどを把握することが出来ます。

 

【声掛けをする際の注意点】

①過度な声掛けに注意

楽しく食事をしてもらうために、声掛けをするのは重要です。しかし、過度の声掛けを不快に感じてしまうケースもあり、食事意欲の低下につながってしまう場合もあります。また、声掛けが多すぎると、喫食者が食事に集中できないこともあります。反応や表情を確認し、適切な頻度で声掛けを行いましょう。

 

②声掛けのタイミングに注意

嚥下(飲み込むタイミング)で声掛けをしてしまうと、誤嚥につながる場合があります。咀嚼と嚥下の状態をしっかりと観察し、嚥下を確認した後で話しかけるようにしましょう。

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