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シックデイ

23/12/25 13:00

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1.シックデイとは

糖尿病患者さんが、治療中に風邪をひいたり、食欲不振になったりして食事が摂れなくなり、血糖値が乱れやすくなった状態をシックデイと呼びます。また、病気というストレスにより、血糖値を上昇させるホルモンの分泌が過剰になることも、血糖値が乱れる要因の一つです。状況によっては、血液中のケトン体が増加しケトアシドーシスになったり、著しい高血糖と脱水により高浸透圧高血糖を引き起こしたりし、重度の場合には昏睡に陥ることもあるため注意が必要です。

糖尿病患者さんは、「ただの風邪だから」「すぐ直るだろう」と、体調不良を甘く見ず、適切に対処することが肝要です。

 

 

2.シックデイルール

ケトアシドーシスや高浸透圧高血糖といった危険な状況にならないために、シックデイの時の対応(シックデイルール)を守りましょう。

 

①温かく、安静にする

 

②食事と水分をできるだけ摂る

お粥やうどんなど、消化の良いもので炭水化物を摂り、水分は1日1~1.5ℓを摂りましょう。

 

③自己判断でインスリン注射の中止を判断しない

 

④症状をこまめに確認する

血糖値測定は3~4時間ごとに行い、血糖値と病気の状態を確認しましょう。

 

⑤早めにかかりつけ医に連絡する

「軽い風邪だから」と自己判断をするのではなく、些細なことでも医師に確認しましょう。特に発熱や消化器症状がある場合には、すぐに連絡をとります。治療薬の調整が必要になる場合もあります。

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