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糖尿病の食事記録ノートを無料で入手するには?|書き方や血糖値の記録方法も解説

26/10/16 19:30

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糖尿病の食事管理では、毎日の食事内容や血糖値を記録しておくと、生活を振り返るときに役立ちます。しかし、「どんなノートを使えばいい?」「無料でもらえるものはある?」「何を記録すればいい?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

糖尿病の記録には、自治体が公開している記録用紙や、医療機関で入手できる手帳、市販のノート、スマートフォンアプリなど、いくつかの方法があります。

この記事では、糖尿病の食事・血糖値を記録するノートを無料で入手する方法や、実際の書き方、市販ノートやアプリを活用する方法まで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

なお、本記事では、食事や血糖値、体重、服薬などを記録するものをまとめて「記録ノート」と表記します。医療機関や関連団体では「自己管理ノート」「連携手帳」といった名称が使われることもあります。

※この記事は、主に成人の2型糖尿病における一般的な記録方法を扱っています。1型糖尿病や妊娠糖尿病、腎機能が低下している方などは、記録内容や食事・治療について主治医の指示を優先してください。

 

糖尿病の食事・血糖値の記録ノートを無料で入手する方法

糖尿病の記録ノートは、必ずしも購入する必要はありません。自治体が公開している記録用紙を印刷したり、医療機関で配布されている手帳を利用したりすることで、無料で用意できる場合があります。ただし記録できる項目は様式によって異なるため、内容を確認してから選ぶとよいでしょう。

 

無料でダウンロード・印刷できる記録用紙

自治体のなかには、糖尿病の食事管理や自己管理に使える記録用紙を無料で公開しているところがあります。必要なときに自宅などで印刷できるため、市販の専用ノートを購入せずに記録を始めたい方に向いています。

たとえば東大阪市では、糖尿病の個別食事相談で使用する「食事記録用紙」をPDF形式で公開しています。食事相談を受ける方向けの用紙ですが、食事内容を書き込める記録用紙の一例として参考にできるでしょう。

また横浜市では、「わたしの糖尿病連絡ノート」が公開されています。本人・家族と医療・介護の支援者が情報を共有することを目的としたノートで、通常は冊子として配布されますが、記録ページがなくなった場合はPDFを印刷して補うことも可能です。

ただし、公開されている記録用紙は目的や記載項目が異なります。食事内容だけを記録したいのか、血糖値や体重、服薬まで含めたいのかを確認して、自分が使いやすいものを選びましょう。

なお、すでに医療機関から記録方法を指定されている場合は、自己判断で別の様式に変更せず、現在使用しているものを優先してください。

 

病院・クリニックや薬局での入手方法

病院やクリニックでは、糖尿病の自己管理に使える手帳を入手できる場合があります。診察や検査で通院した際に、受付や看護師に「記録用の手帳はありますか」と尋ねてみましょう。

たとえば日本糖尿病協会(JADEC)は、検査値・治療内容・合併症の検査所見などを記録できる「JADEC連携手帳」を発行しています。無料で入手できると案内されているため、まずは受診先の主治医に相談してみてください。

一方で、すべての病院・クリニックや薬局が同じ記録ノートを配布しているとは限りません。薬局での取り扱いを確認したい場合は、記録用の資材があるか事前に問い合わせておくとよいでしょう。

どのノートを選べばよいか迷う場合は、まず通院先で利用できる手帳や記録用紙がないか尋ねてみるとスムーズです。

 

糖尿病の記録ノートの書き方

記録ノートには、血糖値や食事内容のほか、必要に応じて体重、服薬、運動、体調なども書き込みます。すべてを細かく記録することより、あとから生活と血糖値の変化を振り返れることがポイントです。治療上必要な項目を確認したうえで、続けやすい形にまとめていきましょう。

血糖値と食事内容を記録する

血糖値を自宅で測定している場合は、数値だけでなく測定したタイミングもあわせて記録しましょう。「朝食前」「夕食後」のように、いつ測った値かがわかるようにしておくと、あとから振り返りやすくなります。

糖尿病情報センターでは、血糖自己測定の結果を活かすために、数値に加えて測定のタイミング、食事や運動の内容・時間、薬の使用、症状なども記録することを紹介しています。

食事に関しては、次のような項目を残しておくと整理しやすいでしょう。

<記録しておきたい食事の項目>

・食べた時間

・主食・主菜・副菜などの食事内容

・食べた量の目安

・間食や飲み物

・外食や惣菜を利用したか

毎回、細かい重量や栄養量まで記入する必要があるとは限りません。「昼食:ご飯、焼き魚、みそ汁」「15時:菓子を間食」など、大まかなメモから始める方法もあります。

食事量をカロリーで記録する場合、適切な摂取エネルギー量は年齢や体格、身体活動量などによって異なり、一律に決まっているわけではありません。自分の目安を確認したい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

参考記事:糖尿病の食事は何カロリーが正解?摂取カロリーの計算方法とご飯の量の目安

 

体重・服薬などもあわせて記録する

食事や血糖値だけでなく、体重、血圧、服薬、運動、体調の変化なども一緒に記録しておくと、生活全体を振り返りやすくなります。

血糖自己測定を行っている方について、糖尿病情報センターでは、血糖値が低めだった場合や低血糖があった場合、その前後の食事・運動・体調もあわせて記録しておくことを勧めています。記録を主治医や医療スタッフと一緒に振り返ることで、その後の対策を考える材料になるでしょう。

服薬についても、医療機関から記録するよう指示されている内容があれば残しておきましょう。ただし、記録した血糖値をもとに、自分の判断だけで薬の種類や量を変更することは避けてください。

このほか、「外食だった」「いつもより運動量が多かった」「体調を崩していた」など、普段と違う出来事があった日は短いメモを添えておくのも一つの方法です。数値だけを見返すより、その日の状況を振り返りやすくなります。

記録する項目を増やしすぎると負担になりやすいため、何を残すべきか迷う場合は、診察時にノートを見せながら必要な項目を確認するとよいでしょう。

 

糖尿病の食事記録ノートは100均などの市販ノートでも作成できる

専用の記録ノートが手に入らなくても、100均や文房具店で販売されている一般的なノートで記録することもできます。その場合、日付ごとに食事内容や血糖値などの項目を分けておくと、あとから見返しやすいでしょう。たとえば1ページを朝・昼・夕・間食に分け、余白に血糖値・体重・体調などを書く方法があります。

記録項目の一例は次のとおりです。

<市販ノートに書き込みたい項目の一例>

・日付

・血糖値と測定したタイミング

・朝食・昼食・夕食の内容

・間食や飲み物

・体重

・服薬

・運動や体調のメモ

このなかから、自分の治療に必要な項目を選んで記録しましょう。たとえば血糖自己測定を行っていない方であれば、記録ノートを埋めるためだけに自己判断で測定を始める必要はありません。回数やタイミングは、治療内容に応じて医療スタッフと相談して決めてください。

ノートは、持ち歩きたいなら小さめのもの、食事内容を詳しく残したいなら書き込み欄が広いものなど、使い方に合わせて選ぶのがおすすめです。方眼ノートやルーズリーフなら自分で欄を作りやすく、あとから項目を変更しやすいという利点もあります。

最初から複雑な記録表を作り込むより、使いながら必要な項目を調整していくほうが続けやすいでしょう。
 

糖尿病の食事・血糖値はアプリでも記録できる

紙のノートに毎回書き込むのが負担に感じる場合は、スマートフォンアプリを利用する方法もあります。

たとえば食事管理アプリのなかには、食品や料理を検索して記録するだけで、カロリーや栄養素まで確認できるものがあります。また、血糖値や体重を入力して推移を確認できるタイプ、対応する機器とデータを自動で連携できるタイプなど、機能はさまざまです。

ただし、搭載されている機能や対応機器はアプリによって異なります。そのため、機能の多さだけで選ぶのではなく、「自分が記録したい項目に対応しているか」「毎日無理なく入力できるか」を確認することがポイントです。

また、紙とアプリを使い分ける方法もあります。普段はアプリで食事を入力し、診察前に気になる点だけ紙にまとめるなど、続けやすい方法を組み合わせてもよいでしょう。

なお、アプリに記録された数値だけをもとに、薬の使用量や治療内容を自己判断で変更することは避けてください。

無料で使える食事管理アプリの選び方については、以下の記事で詳しく紹介しています。

参考記事:糖尿病の食事管理におすすめの無料アプリ4選|カロリー計算・糖質管理や選び方を解説

 

糖尿病の食事・血糖値記録に関するよくある質問

ここでは、糖尿病の食事や血糖値を記録する際によくある疑問について解説します。記録した内容は、日々の生活を振り返るだけでなく、診察時に医療スタッフへ普段の様子を伝えるときにも役立ちます。記録を続けるなかで困ったときの参考にしてください。

 

記録を忘れた日はどうすればいい?

記録を忘れた日は、わかる範囲だけ記入して次の食事や翌日から再開しましょう。覚えていない血糖値や食事内容を推測してまで書き足す必要はありません。

たとえば、詳しい食事内容は思い出せなくても「昼食は外食」「間食あり」とだけメモしておけば、あとから振り返る手がかりになります。血糖値を測り忘れた場合も、推測した数値を書くのではなく、未測定だったことがわかるようにしておくほうが正確です。

記録忘れが続く場合は、方法自体を見直すのも一つの手です。食事の直後に書く、ノートを食卓の近くに置く、食事の写真を撮ってあとから記録するなど、自分の生活に組み込みやすい方法を探してみると、記録が続けやすくなるでしょう。

 

記録ノートは診察時にどのように活用すればいい?

記録ノートは、診察時に普段の状況を医療スタッフへ伝える資料として活用できます。たとえば診察前に、「いつもと血糖値の動きが違った日」「食事量や生活リズムが変わった日」「低血糖があった日」など、相談したい点に印をつけておくと状況を伝えやすくなるでしょう。

実際、糖尿病情報センターでも、血糖自己測定の記録をもとに、主治医や医療機関のスタッフと一緒に血糖値の状態を振り返ることを案内しています。同様に、JADECの連携手帳も、検査値や治療内容などを記録し、自己管理や医療機関同士の連携に活用するための手帳として位置づけられています。

ただし、ノートを最初から最後まで説明する必要はありません。最近気になった変化や相談したいことを簡単に整理しておくだけで、診察時の情報共有がスムーズになります。

 

まとめ

糖尿病の食事や血糖値を記録する方法には、自治体が公開している無料の記録用紙、医療機関で入手できる手帳、市販のノート、スマートフォンアプリなどがあります。

記録するときは、食事内容や血糖値を中心に、必要に応じて体重、服薬、運動、体調も一緒に残しておくと、日々の生活を振り返りやすいでしょう。

また、専用のノートがなくても、100均などの市販ノートを自分で使いやすく整えて記録に活用することもできます。手書きが負担であれば、食事管理アプリを利用する方法もあります。

いずれの場合も、治療に必要な情報を記録しながら、自分が続けやすい形を選びましょう。記録した内容は、診察時に医療スタッフと振り返る際にも活用できます。

<参考文献>
1.東大阪市「糖尿病の方へのサポートをしています」
2.横浜市「わたしの糖尿病連絡ノート」
3.公益社団法人 日本糖尿病協会(JADEC)「JADECグッズ一覧」
4.糖尿病情報センター「血糖自己測定について」

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