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糖尿病と痛風の食事はどうする?併発の原因からNG食品・おすすめ食材まで解説

26/08/22 02:33

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糖尿病と痛風、どちらも「食事」が大きく関わる病気ですが、両方に気をつけながら食生活を整えるのは簡単ではありません。プリン体を控えれば良いのか、糖質を減らせば良いのか、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、糖尿病と痛風の関係から、避けるべき食品、おすすめの食材までまとめて解説します。今日からの食事選びの参考に、ぜひご覧ください。

 

糖尿病と痛風の関係とは?併発の原因を解説

糖尿病と痛風は、まったく別の病気に見えますが、実は深いつながりがあります。どちらも生活習慣病の一種であり、共通する原因を抱えていることが少なくありません。まずは、なぜこの2つが併発しやすいのか、その理由を見ていきましょう。

 

糖尿病の人が痛風になりやすい理由

糖尿病になると、体はインスリンというホルモンをうまく使えなくなり、血糖値が高い状態が続きます。この状態は、実は尿酸値にも影響を与えます。

インスリンには、腎臓が尿酸を体の外へ排出するのを助ける働きがあります。しかし糖尿病でインスリンの働きが乱れると、尿酸をうまく排出できなくなり、血液中に尿酸がたまりやすくなるのです。

この尿酸が関節にたまって結晶化すると、激しい痛みを伴う痛風発作を引き起こします。つまり、糖尿病によるインスリンの乱れが、間接的に痛風のリスクを高めていると言えるでしょう。

特に肥満を伴う二型糖尿病の方は、尿酸値も同時に高くなりやすい傾向があるため、注意が必要です。

 

糖尿病と痛風に共通する原因(肥満・食生活・生活習慣)

糖尿病と痛風には、共通する原因がいくつもあります。代表的なものが「肥満」です。体脂肪が増えると、インスリンの効きが悪くなるだけでなく、尿酸の排出も滞りやすくなるのです。

また、食生活の乱れも大きな要因です。以下のような習慣は、両方の病気を悪化させる可能性があります。

<共通するリスク習慣>
・脂っこい食事や外食が多い
・甘い飲み物やお菓子をよく口にする
・お酒、特にビールを頻繁に飲む
・運動不足で消費エネルギーが少ない
・不規則な時間に食事を摂る

このように、糖尿病と痛風は「食べ過ぎ」「飲みすぎ」「動かなすぎ」という共通の土台の上に成り立っている病気です。一方だけを気にするのではなく、両方を意識した食生活の見直しが求められます。

参考記事:糖尿病予備軍から脱却する食事法|今日からできる5つの食習慣と控えたい食品リスト

 

糖尿病・痛風のときに気をつけたい食事の基本ポイント

糖尿病と痛風、両方に配慮した食事を組み立てるには、いくつか基本的なルールがあります。ポイントを押さえれば毎日の献立に取り入れやすくなるでしょう。

 

プリン体・糖質・塩分を控える

糖尿病と痛風を併発している場合、特に意識したいのが「プリン体」「糖質」「塩分」の3つ。

「プリン体」は体内で尿酸に変わる物質で、レバーや魚卵、干物などに多く含まれます。摂りすぎると尿酸値が上がりやすくなるため、量を控えることが大切です。

「糖質」については、白米やパン、麺類、甘いお菓子などに多く含まれ、摂りすぎると血糖値が急激に上昇します。さらに、果糖を多く含む清涼飲料水は、尿酸値も上げやすいことが分かっています。

「塩分」の摂りすぎは高血圧を招くだけでなく、腎臓に負担をかけ、尿酸の排出を妨げる原因にもなります。加工食品やインスタント食品には塩分が多く含まれているため、注意しましょう。

この3つを意識するだけでも、食事全体のバランスは大きく改善します。

 

バランスの良い食事を規則正しく摂る

何かを「控える」だけでなく、栄養バランスの良い食事を規則正しく摂ることも同じくらい重要です。極端な食事制限は、かえって体に負担をかけてしまいます。

また、食事の時間や回数を一定に保つことも大切なポイントです。食事の間隔が空きすぎると、次の食事で血糖値が上昇しやすくなってしまいます。1日3食を、できるだけ決まった時間に摂るよう心がけましょう。

なお、水分補給も忘れてはいけません。水分を十分に摂ることで、尿酸を尿として排出しやすくなります。

参考記事:糖尿病の食事制限はどこまで必要?無理せず続ける工夫とおすすめメニューを紹介

 

糖尿病・痛風で食べてはいけないもの一覧

ここからは、糖尿病と痛風の両方の観点から、特に注意したい食品を一覧で紹介します。すべてを完全に断つ必要はありませんが、量や頻度を意識してください。

 

プリン体の多い食品(レバー・魚卵・干物など)

プリン体は多くの食品に含まれていますが、特に含有量が多いものは避けるか、量を控える必要があります。

<プリン体の多い代表的な食品>
・レバー(鶏・豚・牛)
・魚卵(いくら、たらこ、白子)
・干物(かつお節、煮干し)
・エビ、カニなどの魚介類
・あん肝

これらの食品は栄養価が高い一方、プリン体の量も突出しています。特にレバーや干物は、少量でも多くのプリン体を含むため、食べる頻度を控えめにするなどの工夫が必要でしょう。

 

糖質・果糖が多い食品(清涼飲料水・お菓子など)

糖質や果糖を多く含む食品は、血糖値と尿酸値の両方を上げる原因になります。

<糖質・果糖の多い食品>
・清涼飲料水、果汁ジュース
・ケーキ、菓子パン、スナック菓子
・砂糖を多く使った和菓子
・果糖ぶどう糖液糖を含む加工食品

特に果糖は、清涼飲料水や加工食品に「果糖ぶどう糖液糖」として多く使われています。果糖は体内で尿酸に変わりやすい性質を持つため、糖尿病だけでなく痛風の観点からも注意が必要な成分です。

 

アルコール類(特にビール)

アルコールは、糖尿病と痛風のどちらにとっても負担の大きい飲み物です。特にビールは、原料由来のプリン体を多く含むため、尿酸値を上げやすい代表格といえます。

また、アルコールそのものが体内で尿酸の排出を妨げる働きを持っているため、プリン体の少ない蒸留酒であっても飲みすぎには注意が必要でしょう。日本酒やワインも糖質を含むため、血糖値への影響も無視できません。

どうしても飲みたい場合は、量を決めて守ること、そして休肝日を設けながら楽しみましょう。

 

塩分の多い加工食品

塩分の摂りすぎは、高血圧や腎機能の低下を招き、尿酸の排出を妨げる要因になります。

<塩分の多い食品>
・インスタントラーメン、カップ麺
・練り物(かまぼこ、ちくわ)
・漬物、佃煮
・ハム、ソーセージなどの加工肉

これらの食品は手軽で美味しい反面、想像以上に塩分量が多いことが少なくありません。調味料を減塩タイプに切り替えたり、加工食品の摂取頻度を減らしたりする工夫が求められます。

参考記事:糖尿病の食事でダメなものランキング|血糖値に悪影響を与える食品とは

参考記事:糖尿病でもピザは食べていい?血糖値を上げない食べ方や低糖質レシピを徹底解説

 

糖尿病・痛風の人におすすめの食べ物ランキング

続いて、糖尿病と痛風の両方に配慮しながら、積極的に取り入れたい食品をランキング形式で紹介します。日々の献立の参考にしてください。

 

1位:低脂肪乳製品

乳製品は、痛風・尿酸値対策として食事療法でよく取り入れられる食品です。低脂肪のものを選べば、カロリーを抑えながらタンパク質やカルシウムを補給できるでしょう。血糖値への影響が比較的緩やかな食品のため、糖尿病の方にとってもおすすめです。

食べ方としては、間食や朝食に、無糖のヨーグルトを取り入れるのがおすすめです。ただし、加糖タイプのヨーグルトは糖質が多いため、選ぶ際は成分表示を確認したうえで無糖タイプを選ぶとよいでしょう。

 

2位:野菜(きのこ・海藻・玉ねぎなど)

野菜には食物繊維が豊富に含まれています。特に、きのこ類や海藻類は低カロリーながら食物繊維が多く、満腹感も得やすい食品です。また玉ねぎには、健康維持に役立つとされる成分も含まれています。

毎食、野菜を1品以上取り入れることを意識するだけで、食事全体のバランスが整いやすくなるでしょう。サラダだけでなく、味噌汁の具材として活用するのも手軽な方法です。

 

3位:大豆製品(豆腐・納豆)

豆腐や納豆などの大豆製品は、良質な植物性タンパク質を含み、糖尿病・痛風の両方に配慮した食事に取り入れやすい食品です。肉類に比べてプリン体の量が比較的少なく、脂質も控えめなため、日々のタンパク源として活用しやすいのが特徴です。

なかでも、納豆に含まれる食物繊維は糖の吸収スピードに関わるとされており、血糖値が気になる方の食事に取り入れられることが多い食品です。冷奴や味噌汁、納豆ご飯など、和食との相性も良いため、無理なく毎日の食卓に取り入れられるでしょう。

 

4位:バナナ・果物(果糖に注意しつつ適量)

果物にはビタミンや食物繊維が豊富に含まれますが、果糖も含むため、食べる量には注意が必要です。

バナナはカリウムを含み、体内の余分な塩分の排出を助けてくれる果物です。ただし糖質も多いため、食べ過ぎないように量を意識すると良いでしょう。りんごやキウイなど、食物繊維が豊富な果物もおすすめです。

果物はあくまで「適量なら体に良い」食品であり、食べ過ぎれば血糖値や尿酸値に悪影響を及ぼす可能性がある点は覚えておきましょう。

 

5位:青魚(適量を守って)

サバやイワシなどの青魚には、EPAやDHAといった良質な脂肪酸が含まれ、健康維持に役立つ栄養素として知られています。

一方で、青魚にはプリン体も比較的多く含まれているため、食べすぎには注意が必要です。食べる頻度を意識しながら、焼き魚や煮魚として取り入れるのが良いでしょう。

揚げ物にすると脂質が増えてしまうため、調理法は焼く・煮るなど、油を控えたものを選ぶことをおすすめします。

参考記事:糖尿病を食事で改善するには?糖尿病に良い食べ物ランキング10選

参考記事:糖尿病の食事のおすすめ食材一覧|おすすめランキング8選と判断基準を解説

 

糖尿病・痛風・高血圧を併発している場合の注意点

糖尿病と痛風に加えて高血圧も併発している場合は、塩分管理がさらに重要なテーマになります。塩分の摂りすぎは血圧を上げるだけでなく、腎臓の働きを弱め、尿酸の排出を妨げてしまうためです。

特に、加工食品や外食は塩分量が多くなりがちなので、なるべく自炊を心がけ、だしや香辛料を活用して薄味でも美味しく食べる工夫をすると良いでしょう。

また、カリウムを多く含む野菜や果物は、余分な塩分の排出を助けてくれますが、腎機能が低下している場合はカリウム摂取量に制限がかかることもあります。3つの病気を併発している方は、自己判断で食事を調整するのではなく、必ず医師や管理栄養士に相談しながら進めてください。

 

糖尿病・痛風にならないための予防習慣

糖尿病や痛風は、発症してから対処するよりも、日頃の習慣で予防することが理想的です。

<予防のための食習慣>
・野菜から先に食べる「ベジファースト」を意識する
・甘い飲み物より水やお茶を選ぶ
・お酒は適量を守り、休肝日をつくる
・揚げ物や加工食品の頻度を減らす
・よく噛んでゆっくり食べる

これらは特別なことではなく、少し意識を変えるだけで実践できる習慣ばかりです。加えて、適度な運動を習慣にすることで、肥満の予防にもつながり、糖尿病・痛風どちらのリスクも下げることができます。

無理な我慢を続けると長続きしません。まずはできることから、少しずつ生活に取り入れていきましょう。

参考記事:糖尿病を改善する食事療法|7つのルールと今日から使えるレシピ集

 

まとめ

糖尿病と痛風は、インスリンの働きや肥満、食生活の乱れといった共通の原因でつながっており、併発しやすい病気です。だからこそ、プリン体・糖質・塩分を控えつつ、バランスの良い食事を規則正しく摂ることが両方の管理に役立ちます。

低脂肪乳製品や野菜、大豆製品を積極的に取り入れながら、レバーや清涼飲料水、ビールなどは量を意識して付き合うことが大切です。高血圧を併発している場合は、塩分管理をより一層意識し、必要に応じて医師や管理栄養士に相談しながら、無理のない食生活を続けていきましょう。

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